両親達のお葬式について考えること

私の両親は共に還暦を超えています。そして、父親は七〇歳間近です。年齢による体力の低下などで疲れやすくはなっているようですが、大きな病気などはなく、まだまだ大型ゴミの回収業者として元気で働いてくれています。

しかし、やはり七〇歳間近ということで心配はしています。でも、さすがに元気でいるのでお葬式の話などはしていません。

話してしまうと、現実になってしまうような感じがするからです。それでも自分の中では少しだけ両親達のお葬式は考えています。家族葬を大阪あたりで行おうかと思っています。元気なのだから、考えなくてもいいと言われるかもしれませんが、少しずつ考えることによって、心の準備をしておくことができるからです。

お葬式は家族葬でこじんまりと送ってあげたいなと考えています。これは母方の祖母のお葬式が影響しています。この時、喪主は母の弟、つまりは私の叔父が行ったのですが、叔父は家族葬を強く希望していました。

叔父の会社関係の方が来られると、大変だからという理由からでした。その時はピンとはこなかったのですが、実際に家族葬でお葬式をしてみると、親戚だけで本当に良かったと思ったのです。

もし、ここに叔父の会社関係の人や親戚以外の方が大勢来られたら、ありがたいとは思いますが大変だったと思います。祖母の死は予感していたものではあったけれど、実際に逝かれてしまうと、思っていた以上の心労で疲れることも初めて知ったことでした。

だから、私は両親達のお葬式は家族葬で行いたいと思っているのです。シンプルな斎場でのこじんまりとしたお葬式かもしれませんが、安くても丁寧な散骨で送りたいと考えているのです。